統計からみた我が国の高齢者
総務省統計局から、敬老の日にちなんで、「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」が公表されました。
「敬老の日」を迎えるに当たって、統計からみた我が国の65歳以上の高齢者のすがたについて取りまとめられたものですが、あらためて日本の就労環境の現状が数字によって、再認識されます。
高齢者の方々の就労や労務管理を、鹿児島で社労士としてどう向き合っていくかを、考えさせられる内容です。
●高齢者の人口(人口推計)
・総人口が27万人減少する一方、高齢者は44万人増加
・女性の高齢者人口が初めて2000万人を超える
・総人口に占める高齢者人口の割合は28.1%と、過去最高
●高齢者の就業(労働力調査、就業構造基本調査)
・高齢者の就業者数は、14年連続で増加し、807万人と過去最多
・就業者総数に占める高齢者の割合は、12.4%と過去最高
・高齢就業者は、「卸売業,小売業」や「農業,林業」などで多い
・高齢雇用者の4人に3人は非正規の職員・従業員
●高齢者の非正規の職員・従業員は、10年間で2倍以上に増加
●国際比較でみる高齢者(World Population Prospects、OECD.Stat)
・日本の高齢者人口の割合は、世界で最高
・日本の高齢者の就業率は、主要国で最高(2017年、就業者総数に占める高齢者の割合は、12.4%)
2018年において、総人口に占める高齢者人口の割合は「28.1%」。今後さらに上昇が見込まれています。