平成29年度の報酬改定 介護職員の給与は4.8%増加
厚生労働省は、「平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果」をまとめ公表しました。
それによると、平成29年度から新たに導入された「介護職員処遇改善加算(Ⅰ)」を取得した事業所の介護職員(月給・常勤)について、28年と29年の平均給与額を比較したところ、28万3,790円から1万3,660円(4.8%)増加して29万7,450円になったことがわかりました。
給与等の引き上げの実施方法をみると、定期昇給が66.4%で最も多く、以下、手当引き上げ・新設44.7%、給与表改定22.5%、賞与等引き上げ・新設19.1%となっています。
処遇改善加算は(Ⅰ)から(Ⅴ)まで5段階あり、その取得状況をみると、最も評価が高い(Ⅰ)を取得した事業所の割合が64.9%と6割を超えています。