トラック運転者 休息期間の下限は9時間――労政審・作業部会報告
労働政策審議会の作業部会は、トラック運転者の労働時間等改善基準告示の見直しに関する報告を取りまとめました。現行基準で継続8時間以上としている1日の休息期間について、継続11時間以上を基本としつつ、9時間を下限に設定するのが適当としました。ただし、泊まりを伴う長距離運行に例外措置を設け、運行途中の休息の下限を8時間とし、運行後に継続12時間以上の確保を求めます。
1カ月の拘束時間は「原則284時間まで、最大310時間まで」に見直されます。現行よりも順に9時間、10時間の短縮です。
今後は、年内(令和4年12月まで)に改善基準告示を改正し、令和6年4月から、労働基準法の時間外労働の上限規制(年960時間の上限規制)の適用にあわせて、改正後の改善基準告示を施行する予定とされています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準の在り方について(報告)」の公表について>