社外取締役のガイドライン公表~経産省
経産省が「社外取締役の在り方に関する実務指針」を公表しています。企業内不正を防止するコーポレートガバナンス(企業内統治)に重要な役割を果たすことが期待されている社外取締役を有効に活用するためのガイドラインとして役立ちそうです。
同省は昨年11月から今年1月にかけ、東京証券取引所1部・2部上場企業の社外取締役を対象に実態調査を実施。社外取締役42名にインタビューも行い、ベストプラクティスを収集・整理しました。そのうえで今年5月からコーポレート・ガバナンス・システム研究会(第2期)(座長=神田秀樹学習院大教授)が、社外取締役の役割認識や心構え、具体的な取組、会社側のサポート体制などのベストプラクティスを議論し、その成果をまとめています。
指針は3章構成。第1章では社外取締役の役割及び心構えを、第2章では社外取締役と取締役会や関係者との関係のあり方や具体的な行動を、第3章では社外取締役が役割を果たすために会社側が構築すべきサポート体制のあり方を整理しています。
社外取締役の在り方に関する実務指針は以下から。