最低賃金 過去最大31円引き上げ目安示す 厚生労働省の審議会 鹿児島県は30円が目安に
今年度の最低賃金の引き上げについて議論してきた厚生労働省の審議会は、過去最大となる全国平均31円の引き上げを目安として示しました。 鹿児島県については30円が目安となっています。
引き上げ額は昨年度の28円を上回り、最低賃金が時給で示されるようになった2002年度以降で最大です。目安通りに引き上げられると全国平均で時給961円となります。
最低賃金は企業が支払うべき賃金の最低水準を示し、下回ると罰則があります。 企業は賃上げに必要な利益をあげるために、生産性の向上を迫られそうです。
実際の引き上げ額は都道府県ごとに設置されている審議会での議論を経て決まることになりますが、政府が全国平均の時給1000円の早期達成を目指す中今年度も大幅な引き上げが進められる見通しとなりました。